必要のない色
何でも見た目は大事だと思う。それは何事においても言える事だが、これはどうなの?って思うものが前からある。
それは"カラー便器"なのだが...。そう思ったきっかけはウチの会社の便器が黄緑色なのだ。 確かに見た目は良いし、何だか白の便器よりもいつも綺麗 に見える。だが、最大の欠点はどこが汚れているのかがほぼわからない。通常の純白の便器は少しでも汚れたり掃除 をしないで放置しておくと、尿石や黒ずみなど様々な落としづらい汚れとなるが、こちらの心がけ次第では早期発見で いつもマメに掃除をやれば、何とかその汚れを最小限にとどめることができる。でもこの色便器は汚れが目立たないから ついついこちらもサボってしない事も多々ある。
何をかくそう私も事務所に引っ越してからしばらくはこの便器を掃除しない 日が続いていたのだ。気付いたときにはかなり汚れがこびり付いていて、この汚れをとるのに本当に一苦労だった。 その便器を自分で掃除しているときにふと思ったことは、便器の色を周りの色々なものに置き換えてみると、そうかそうか と思う事が多々ある。世の中や会社の景気が良い時、それは色のついた便器と同じである。放っておいてもそれなりの みんな生活もできるし、いけいけどんどんでそれなりの業績も残せる。しかし、その間にも色々な問題は世の中、会社 を問わず見えないところで起こっている。というか、その"色"に目がくらんで何にも見えなくなっているのか、見えていても まだまだ大丈夫と思っているのか、それはわからない。
最近ではアメリカの大手投資銀行のゴールドマンサックスがSIC(米証券取引委員会)に民事訴追されている。これも マネーという"色"に目がくらんでモノの良し悪しのつかなくなった連中が、一番犯してはならない大切な顧客に対し欺くような 行為をしている。おそらくはこの手の問題は氷山の一角なのだろうが、こんなことが普通のようにまかり通るようになっては 世も末だ。 今一度、自分も、企業も、そしてこの世の中も"純白"に戻り、いつの状態でも全てのものがきちんと見え、素直で正直な 判断ができるそういう時代を作っていかなければいけないと思う。
TEXT/Y.HAMAMACHI











