何とも気の利かないセールストーク
つい先日コートを買いに行った時の事である。どうせ買うなら色々と見てから決めようと思い、まず最初に行ったのは青山骨董通り沿いの某ブランド本店、、、
ここでは女性スタッフから接客をうけ、まずは気になるデザイン、色を選び、2〜3着を試着させてもらった。特に押しつけがましい接客でもなく、こちらの質問にもある程度の受け答えができ、最終的に自分の中でも気になる1着を見つけられた。その後、原宿や表参道など場所を転々とし色々と見てきたが、やはり最初に見たベージュのダブルトレンチコートが印象に強く残り再度そのお店へ。
ショップ店員も満面の笑みで商品を用意してくれ、サイズを36号で購入した。そこまでは良かったのだが…。帰りの途中、よくよく思い返してみると、ワンサイズ下の34号を試着していない事に気づいた。翌日ショップに再度電話をいれ、ベージュの34号を試着させてほしいと、僕なりには申し訳ない気持ちいっぱいで、その担当スタッフに問い合わせをしてみた。しかし、肝心のその商品はもう全国完売との事。かろうじて色違いの黒が1点名古屋のお店にあるとの事だったので取り寄せてもらった。
購入から2日後にその商品が届いたという連絡がショップから入り、前回購入した商品を持参し再度ショップへ。その日は前回担当してくれた女性スタッフはお休みで、別の男性スタッフが応対。前回訪れたときもいたスタッフであったことや、見た目にもこちらのスタッフのほうがポジション的にも上だろうと思い、すっかり安心して接客を受けた。気持ちの中ではベージュがどうしても気に入っていたが、34サイズの黒を着た瞬間にかなりの迷いが生じた。
どう見てもこちらのほうがサイズ感があっている。しかし、黒。悩む僕にスタッフの適切なアドバイスがあるが、なかなか決められない。迷っていた矢先、スタッフが言った一言 「お客様、肩幅狭いですからねー、こちらの34号がいいですよ!」 と、何とも気の利かないセールストーク。何だ?このスタッフは…と思われるような一言をこのスタッフは言ってのけた。その最終的な応対のまずさに最後まで気づいていないスタッフだったことは言うまでもない。
お客様がそのブランドに抱いてる憧れや、商品を身にまとった瞬間に夢を膨らませ、最終的にそれを現実的なものにするためのサポート役が僕たちの仕事である。それなのに、言葉だけではなく、失礼な態度や応対をしてしまっていることが、ベテランスタッフに意外と多いのも事実。売らんがためや、勝手なこちらのコンディションによってお客様に対する思いやりの軸がぶれてしまうのは、販売員としてあるまじき事であると思う。
少なからずともウチにはこんな気の利かないスタッフがいないことを願いたい。
TEXT/Y.HAMAMACHI












コメント
そのセールストークは無いですね。僕も極端になで肩なので、そうゆう自分が気にしてる身体的な部分を悪気が無くても、やはり言われると気分が良くないです。お客様に気持ち良くお買い物していただく為に、やはり言葉使いの1つ1つは非常に大切だと改めて勉強になりました。僕自身、敬語や言葉使いがあまりうまくないのでこれからも日々努力していきたいと思います。
Text by 小原 隼人 at 2007年12月18日 16:38
最近は横浜で小原君と一緒に仕事をすることが多いから、接客をじっくりと聞かせてもらっています。そのひたむきな一生懸命さがお客様に伝わっていると思います。またこの人から買おう、また来ようと思ってもらえるような接客を日々心がけてください。今月横浜店の売り上げ宜しくお願いします。
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年12月18日 22:16
接客時に使う言葉遣いって、とても難しいですよね。私はメンズからレディースに移って、特に考えさせられました。今回の『肩幅が〜』は完全に失礼ですが、受け取り方で全く違う意味合いになってしまったりすることもありますよね…。今後も、一言一言丁寧に気持ちのいいセールストークを心掛けたいです!
ところで、その後の結末が気になって眠れません!
結局、そのコートはサイズを妥協されたのですか?色を妥協されたのですか?
Text by chii at 2007年12月19日 02:40
やはりchiiさん、そこを聞きたいですか。本当はもう返金してもらって、他の店に行こうかと思ったのですが、このタイプはどこのお店を見ても無かった商品だったので、あきらめきれず、仕方なく黒の34号を買ってしまいました。結局は商品の魅力に負けました。
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年12月19日 13:16
勉強になりました。 日頃から、言葉使いや、応対に、気をつけて
いるつもりでも、つい、とかは、通用しないですね。私達には、毎日が本番で、日々、勉強ですね!
Text by n.s at 2007年12月23日 14:43
コメント遅くなり申し訳ありません。日々同じサービスをどのお客様にも…。当たり前の事ですが、あたりまえの事ほど継続するのは大変なことだと思います。根本は、どうすればこのお客様に喜んで頂けるだろうかを常に考える事です。とにかく自分自身も楽しみましょう!
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年12月26日 00:27
コメント有難うございます。日々そういった自問自答を繰り返しながら、お客様が喜んで頂ける勘どころが自分自身の中に自然と備わってくるのではないでしょうか。頑張ってください!
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年12月27日 02:20
せっかくの楽しい瞬間が…。その一言の重みまでとは言いませんが、最低限の心配りを、それは言葉だけではなく、表情、応対等で気をつけてもらいたいものですね。
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年12月28日 14:47