言葉の魔力

“人間万事塞翁(さいおう)が馬 ” これは先日ある方から勧められた本の中に書いてあった言葉である。
著者はご存知の方も多いと思うが、元巨人軍であり現N.ヤンキースの松井選手が書いた『不動心』という本である。松井選手が昨シーズン途中の怪我で長期離脱し、連続試合出場が1768試合で途切れてしまったとき、目の前にある現実とどう向き合い、考え、自己をコントロールしていったかをつづっている。その中で松井選手がいつも心の支えにしていた言葉が “人間万事塞翁が馬”。もともとは淮南子(えなんじ)という中国前漢時代の哲学書にあった故事の一つで、災いと思うことが福をもたらし、福と思う事が災いをもたらすという、つまり人生の禍福(災難と幸福)とはいつも転々としていて予測ができないという意味である。松井選手は怪我により左手首を骨折したことが、打撃フォーム改造のキッカケにつながり、大リーグ特有の球種を打てるようになったという。
日々の生活や仕事で考えても、思いもよらぬ角度から自分の事を試すかのように、問題は次々とやってくる。松井選手のように冷静にそれ自体を受け止め、きちんとコントロールし、逆にそれをプラスに活かせればいいのだが、人間というものは弱いもの…。いつでも対応できるという確証はない。しかし、その問題に対し今自分自身に何ができるかを考え行動に移す事ができれば、早い段階でそれを最小限にとどめる事はできるだろう。その為には、普段からいつでも自分自身のプラス発想のチャンネルに切り替えられる“キッカケの言葉”があれば、どんなに励みになる事だろうと思う。人生を戦場にたとえると、問題というのは敵のミサイルや、銃弾である。それに対し武器の一つも持たず、おまけに食料も持たずでは結果は火を見るよりも明らかである。その為にも日ごろ色々なものを見、感じ、心に響くものを常に備蓄しなければと思う今日この頃である。
TEXT/Y.HAMAMACHI












コメント
「なるほど・・・」と思いながら読ませて頂きました。
私は、特に野球が好きという訳ではありませんが、松井選手のケガのニュースは衝撃的でした。
ブログ中にもありましたが、日頃色々なものに興味を持つことは本当に大事なことだと感じます。誰かの言葉、どこかで読んだ文、無意識のうちに自分のどこかに蓄積され、人生の戦場で攻撃をうけた時に助けられるんですね。私は、あまり人に影響を受けることは少なく、我が道を行くタイプですが・・・これからはもっと大きな心でたくさんのことを吸収していきたいと思いますので、今後も困ったり悩んだときには助けて下さい!!
Text by chii at 2007年6月 1日 01:20
なるほどchiiさんは自分でも“わが道を行く”と自負しているとおり、何事にもめったに動じないまさに不動心をもっているような気がしますね。それが一緒に働いているスタッフ達への安心につながっているのだと感じます。今月はお店にも必ず行きますので宜しく。
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年6月 1日 11:26
先月会議から帰って早速お店でナマさんに話しました!(「なるほど!」と言っていました)
普段、生活の中で嫌な事が起こっても嫌な気分というのはなかなか消えないものですが、最近は何かが起こるとふと、その言葉が頭をよぎって「これをのりこえる事で何か良い事がおきるだろうか?」と考えてみたり…。
何だか忍耐強くなりそうですね!
先月の会議の様な形態をこれからも期待しております。ぜひまた宜しくお願い致します!
Text by 鴻巣 at 2007年6月 1日 17:24
先日はお疲れ様でした。あの会議での約1時間の内容をお店のスタッフへも落とし込んでもらえて嬉しいです。日々起こる出来事はすべて無駄な事なんて何一つないんですよ。それを乗り越えた時、その瞬間はわからなくても、後で必ず今までとは違う自分を発見できるはずです。鴻巣さんにとっての励みの言葉になれれば幸いです。これからも宜しく頼むね。
Text by Y.HAMAMACHI at 2007年6月 1日 23:41