熊手

あと1ヶ月少しで今年も終わろうとしている。振り返るとあっという間だったが、僕にとっての今年一年は、非常に中身の濃い、色々な勉強と経験をさせてもらった一年であった事は間違いない。とまあこんなふうに思い返すようなキッカケになるものが、会社行事の1つとして必ずあり、毎年そこには社長の金城と行く場所がある。巣鴨にある大鳥神社で行われる酉の市だ。酉の市とは11月の酉の日(十二支)を祭日として、浅草の酉の寺(鷲在山長國寺)や各地の鷲神社、大鳥神社で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭で、縁起物の熊手などを売る露店が立ち並んでにぎわう。
そこで毎年手にいれる熊手は1m50ほどの青竹の上に飾りを沢山つけているものだった為、そこそこの重さもあり、それを固定するにはどうしても壁にガビョウなり釘を打ちつけないと駄目だった。以前の事務所に取り付けする際も毎年変える度に四苦八苦でホント大変!取り付けが甘いと翌日会社にいったら、あるべき場所に熊手が無く、よくその下をみると見るも無残…。床に熊手が落ち、飾り付けの宝船から七福神のうち2名が転げおちていたのだ!!それに船も一部破損。 『やばいよハマ〜。こりゃなんかのお告げだよ。何だろなァ、嫌な感じだなぁ』 などと僕らはびくびくしつつも、気持ちを引き締められたものである。
そんな感じで色々とこの一年お世話になった熊手を神様のもとに納め、いつもヒイキにさせてもらっている露天商の“原田”で新たな熊手を手にいれる。実は今回の熊手も例年と同じ青竹がついたものを買おうとしたのだが、現事務所は釘、ガビョウ等は絶対にNG。なので本来は私がその熊手をきちんと納められる台を作ろうと計画したが、いつもの私の悪い癖で後回し後回しになり、結局作らずじまい。で、写真のような熊手にしたのである。これは大地震がこない限り、デスク上から落ちる事も絶対にありえない、非常に安定感のあるものである。
この熊手とともにこれからの一年を大胆に、かつ繊細に乗り切っていこう!と思う今日この頃である。
TEXT/Y.HAMAMACHI











